学芸員よりCURATOR
<中之島>具体探訪@大阪中之島美術館周辺
街歩き
今回は兵庫県を飛び出し、大阪中之島へ行ってきました。
江戸時代には各藩の蔵屋敷が立ち並んでいた中之島。
現在は超高層ビルが立ち並び、サラリーマンや観光客が行き交う都会のイメージがあります。
実は中之島は「具体」の活動拠点となったグタイピナコテカがあったこともあり、「具体」にゆかりの深い土地でもあります。
グタイピナコテカ跡地のホテルや、「具体」の会員が通ったとされる喫茶店も現役です。

○グタイピナコテカ跡地
幣HPのコラムでもご紹介しているとおり、グタイピナコテカ跡地はホテルになっています。
(参考:具体フィールドミュージアムHPコラム「グタイピナコテカ」)
ホテルロビーの奥に銘板がありました。
現在は銘板が残るのみですが、グタイピナコテカがあった当時は国内外のアーティストや芸術関係者が活発に交流を重ねていました。

○「具体」の作家が通った喫茶店
目印はミントグリーンの外観とフクロウが梢にとまっている看板です。
現在は近隣オフィスのサラリーマンも通う落ち着いたお店。
コーヒーのおいしいお店でサンドイッチもおすすめです。
店内奥には素敵なスペースがあるので、「具体」好きな方は必見です。
いずれの施設も大阪中之島美術館から徒歩すぐの場所にあります。
蔵屋敷のあった名残を伝える大きな水路と林立する超高層ビル、そして行き交う人々。
過去と現在とが交錯する中之島にはどこか自由な空気が漂います。
近年は海外からの観光客も増えているようで、ホテルのロビーや喫茶店でもいろいろな国の方が楽しそうに過ごされていました。
進取の気性に富む土地に残る「具体」の息吹。
中之島へ訪れた際はぜひ足を運んで、街に残る「具体」の足跡を探してみてください。